釣り具はとにかく種類豊富。

それは釣り人が波しぶきや雨風から身を守るレインウェアもまた同じ。

大前提、釣りというものは、雨でも出来るレジャーです。その為、数多のブランドが雨用のウェアを生産しており、ひとたび【レインウェア 釣り】と検索すると、色・ブランド・素材・値段とたくさんの種類がヒットします。

ダイワ派?シマノ派?

あるあるの2択から、近年は庶民の味方・ワークマンまで釣り用のレインスーツとして売り出している状況。

初めて釣りをする方は、「今度釣り船に乗るんだけど、レインウェアは結局、どれがいいの?」

こんな疑問があると思います。

結論

「その時の季節に合わせて」

というのが私の持論です。

しかし、これでは話が終わってしまうので・・・・それはなぜか?

理由:結局濡れるから

えっと、、、何を言ってるんでしょうか?という方もいるかもしれません。

なぜかというと・・・

①浸水を100%防ぐことは難しい

どのウェアにも言えますが、ウェア自体は防水性が高くても、頭や首元・足元など他から浸水してくるケースが多々あります。ビニールを別途頭から被って・・・という特異なケースは一旦置いていて、浸水は避けられません。

②雨の強さ、波の高さは正確には予測できない

船自体、ポイントを探して広く移動をします。朝は雨が弱かったけど、納竿間際で激強雨というケースや、雨は持ちこたえたけど行き帰りの波が高くて被った・・・といった、海上でも状況の変化が釣りは往々にしてあります。

その為、人数が数名の大型船で行きも帰りもキャビンでゆっくり出来て、釣り中も屋根あって、という状況でなければ何らかの形でウェアの中は濡れます。

ただしこの浸水の度合いをある程度限りなく100に近づけて防ぐか、50くらい防げればいいか、これは季節によると思います。

「冬は寒いからびた一文濡れることを拒否する!」ということであれば、厚手のレインスーツ

「夏は濡れてもすぐ乾くし、濡れても良いから暑い中着たくない」ということであればちょっと羽織れるレインスーツ

といった具合に、どの気候に合わせて買うか。季節によって数種類持ちの方も多いでしょう。

しかし、「しゃらくせえ!一着で完結できるものはないのかい!」という方や「何着も買える予算がありません!」という方に向けて、敢えてオールマイティはコレ!とお伝えするならば・・・

漁師カッパ

そう!読んで字のごとく、あの漁師さんや船長さんが来ているアレです!(コレ↓↓↓)

私は、釣り5年目くらいまでワークマンを着ていましたが、昨年とある船の船長さんが雨の中軽快に動き回る様子を見て「アレなら少しでも快適に釣りができるのでは?」と思ったのが漁師カッパとの出会い。結論、めちゃくちゃ便利!これあればどんなコンディションでも集中出来る!

その後晩夏~冬まではこれを着ています。着てみた感想の中で、メリットデメリットをまとめました。

メリットデメリット
体形の変化に左右されないトイレに行くときに一旦脱ぐ必要がある
耐水性が高い厚手の生地で風を通さない伸縮性が無く重い
③血抜きやコマセの汚れを気にしなハリが刺さると穴が開く為扱いに気を遣う

①ワークマンを着ていた時には、太った痩せたなどの体型の変化で買い直しを余儀なくされました。でも、漁師カッパならそもそもがダボッとしたシルエットに作られているので体型の変化にシビアにならずに着ることができます。

②水はもちろん、風も通さないので冬場はアウターとして着て、中に重ね着をすることが出来て、暖かいです。

③魚の血やコマセなどが服につくと、帰り道も色や匂いが気になって・・・という状況でしたが、漁師カッパなら水や海水でさっと落とせます。

④ほとんどのメーカーがオーバーオールタイプなので一度脱いでトイレに入る必要があります。割とかさばるので、船の設備によっては自席やキャビンで脱いで下の服でトイレ行ったりすることもあります。

⑤ルアーなど動きが必要な釣りでは不向きかもしれません。

⑥変に引っ張らなければそこから浸水するほどの惨事にはならないですが、ハリが刺さると、一回動きが完全停止してゆーっくりハリを抜く程度には気を使わなければなりません。

hiramen

何よりも、有名メーカーや実感しづらい高機能付のレインウェアと比べても安い!上下合わせて10,000円ちょっとです。ぜひ、まずは寒い季節だけでも快適を実感してみてください!