ヒラメは基本的に、余すところなく食すことが出来る魚です。
特に大型のヒラメになるとしっかりとした肝も取れます。
あん肝などのような大きさほどはそもそも取れませんが、味はあんこうのそれに匹敵するくらい濃厚な風味で
ポン酢和えや肝醤油など、いろんな料理に応用することができます。
そこで今回は、ヒラメの肝であん肝ポン酢ならぬ、ヒラメ肝ポン酢を作っていきます。
材料
・ヒラメ肝(新鮮なもの)
・日本酒・・・肝が浸るくらい
・あさつき・・・ひとつまみ
・ポン酢・・・肝が浸るくらい
★共通の下処理
ヒラメは体表のぬめりがあるので、まずはぬめりを取る。

因みに、この段階では鱗は取らず、頭と内臓だけ取って身は熟成させることにしました。
STEP1
ヒラメの肝のある場所を深く切らないようにして丁寧に取り出す

肝はちょうどヒレの辺りにあります。同じ辺りに、俗称苦玉(にがだま)と言われる内臓があります。
潰すと風味に影響が出るレベルなのでここは慎重に取り外しましょう。
STEP2
日本酒に漬けて臭みを取る

今回は仕事の都合で調理に手を回せず、1日くらい漬かってしまい、ちょっと日本酒の匂いが残りました。
STEP3
日本酒から取り出し、肝をラップで巻いて形を整える

あまり強く巻き過ぎると、形が崩れてしまうので要注意。
STEP4
お湯を沸騰させ、ラップごと湯に入れる

STEP5
取り出したら粗熱を取る

STEP6
ポン酢に漬ける

私は仕込んだタイミングの都合で、一晩漬けてしまいました。
酢の酸味が強く出たので漬けるのは1時間くらいでいいかもしれません。
STEP7
あさつきなどを散らして完成


hiramen
一切れはそのまま食べました。その他は刺身のどんぶりに盛り付けて、共に食べてみました。これが美味い!
刺身の旨味を良く引き出してくれて、そこに肝特有の濃厚でまったりした味が加わり、ご飯が進みました。