ヒラメを釣るのに船やサーフや堤防、場所はいろいろあれど、必要な装備って一緒?こんなことを船に乗る時に疑問に思いました。
竿について
竿はロッドとも呼ばれます。一般的に、陸から狙う釣りには長めの竿、船用だと陸用に比べて短い竿を使います。陸から狙う竿はヒラメ専用というよりは、【サーフ用】【それ以外】で大別され、あとは飛ばしたいルアーの重さの範囲によって長さや硬さ(反発力)が違います。
リールについて
リールは大きく分けてスピニングリールとベイト(両軸)リールがあります。
スピニングリールは投げる釣りに、ベイトリールは足元での釣り且つ力強く巻き取る釣りに適しています。基本的には陸から船から距離を稼いで投げ込む場合はスピニングリール、明らかに深い場所で仕掛けやルアーを落とし込んで釣るならベイトリールという考え方です。
ロッドとリール、仕掛けやルアーの組み合わせを釣り用語で【タックル】と呼びます。
YouTubeで【タックルデータ】の紹介があったりしますが、まだ自分がしっくりくるタックルが無い間や、買い替え検討の時には参考になると思います。

hiramen
釣り仲間が出来た時に、「使ってるタックルは?」なんて話があると思いますが、「あー、ロッドは○○(シマノとかダイワとか)の▲▲(品名)で、リールは・・・っすね~」と切り返せばそれっぽくなります。
では、本題。大前提、「これを揃えれば間違いなく釣れる」という幻の装備は今のところありません。
あくまで参考、そして自身の手や体格にしっくりくる(=仕掛けを投げ込みやすい、動かしやすい、何回同じ動作をしても疲れない)ことが重要だと思います。
★共通の装備★※これは大事!釣れる釣れない以前に、主に身を守る装備になります。
ライフジャケット、サングラス、フィッシンググローブ、防水性の高いボディバッグやリュックまたは仕掛けを入れるボックス(=タックルボックスとも言います)、ハリ外し用のプライヤーやハサミなど
私が使っているのはこちら↓↓↓桜マークがついていれば船でも使えます。

イワシB
ライフジャケットは落水した時に浮き輪代わりとなります。
釣り場所によって種類がありますので、釣具屋さんで聞きながら選びましょう。
サングラスは仕掛けが目に当たるのを防ぎ、水面のギラつきを抑え、水中の魚の有無や糸や仕掛けの行き先を見やすくしてくれます。
★サーフタックル★
長めのルアー用ロッド、リールはスピニングリールで4000番サイズでハイギアのリール。

イワシB
ロッドは大体10.6フィートや11フィート、大体品番に【S106とか110】と書いてありますので慣れると品番で判断できます。(1フィート=30.48㎝)サーフは波の向こうに投げ込むために長いロッド有利と言われています。
リールはサイズが大きければ大きいほど重くなるのと、巻ける糸の太さと長さが増えてくるので同じ動作を繰り返すサーフのリールは重さも肝心。ギアは1巻きで巻き取れる糸の長さです。
★堤防タックル★
基本はサーフの流用でいいでしょう。堤防専門でサーフはやらないよ、という方であればロッドはサーフより短めの9.6フィート、リールも1サイズ下げて3000番でも良いです。
★船釣りタックル★
ヒラメだけを狙って船に乗るのであれば専用のロッドがいいでしょう。船釣り用のロッドの場合は、わかりやすく品名に【hirame】とか【ヒラメ】とか【鮃】と入っています。船(=地域)によって「このくらいの長さ、オモリに対応できる竿にしてください」とある程度の指定があります。いろんな場所でヒラメを狙いたい、ということであれば幅広いオモリに対応できるゲームロッドと呼ばれるものがいいでしょう。
リールはベイトリール。こちらは先ほどのリールの重さというよりは糸の太さが重要になってきます。千葉や茨城南部辺りだと大体糸(PE1.5号)が200m以上巻けるものであれば安心です。
そして便利なのがロッドキーパー・・・仕掛け投入時やヒラメの掛かり待ちの時にあると便利です。
結論ー初心者はここを軸に選びましょうー
道具選びのポイントですが、遠くに飛ばせる・パワーがある・・・など色んな商品のうたい文句がありますが、個人的には大切に使い続けられるか?何回振っても疲れにくいか?が大事なように思います。
そのためには釣具屋さんで店員さんに相談して実際に手に取ってみるのが一番です。

hiramen
参考までに筆者のタックルを記載します。
サーフ・堤防兼用=ロッド:シマノディアルーナS96M(18年モデル)、リール:シマノストラディックSW4000XG(20年モデル)
船用=中古ロッド、リール:ダイワバサラ150(PE1.5号300Ⅿ)

hiramen
サーフ・堤防兼用のタックルについては既にニューモデルが出ており、私のレビューがあまりあてにならないと思うので割愛します。
船用で使っているリール、ダイワの21バサラ150Lについてはさすが非常に剛性が高く、3.6㎏のヒラメでもたわんだ感じも巻きづらさも全くなくあげることが出来ました。
巻き心地も良く、仕掛けの回収も楽です。