「明日の天気は晴れ!釣り日和だ!」

「明日は風が無い!釣りもしやすく良い天気だ!」

その天気、本当に釣れる天気ですか?

私も、上記の通りに明日の天気が晴れなのか雨なのかだけで釣りに出かけていた時期もありました。
もちろんこの情報は重要ですが、釣りにまつわる天気情報はそれだけではありません
そして、晴れだから、雨だから釣果が約束されているわけでもありません
一つの要素として、天気予報を読み解いていただけるように。

そこで・・・・・

今回は、天気予報の中でも釣りに関係する情報って何?
というところを軸に、もう一歩深く見れるように3つのポイントに絞って解説していきます。
そして、実は狙う魚によっては適した天気や環境が違います
本記事では、ヒラメを釣るのに適した天気や環境を前提にお伝えします。

どの情報も天気予報ページや検索ページで潮汐表などとを掛けると無料で情報を取得できます。
また、より詳しく深堀したい・常に拾える状況にしておきたいという情報は有料でアプリを取得出来たりもします。
アプリの紹介も含めてお知らせします。

1、釣れる天気は雨?理由を考察しよう

釣りはレジャー。レジャーといえば晴れが最適!
おそらくその連想から、釣り=晴れがベストというイメージがあるかもしれません。もちろん、人の安全性の面や釣りの快適性の面では天気がいいに越したことはありませんが、実は釣果が上がりやすいのは雨の日といわれています。理由は主に3つ。

①雨が降り、海面を打つと海中の酸素の濃度が上がる。これにより、小魚の餌であるプランクトンが増える。
餌が豊富になることで、小魚が活発になり、小魚を狙うヒラメも活発になる可能性が高まる。

②気圧の低下により、水圧も下がり、魚が動きやすくなることで活発になる。

③海面を打つ雨によって、魚の視界が悪くなり、魚が餌に飛びつきやすくなる。

とはいっても、そもそも雨だと人の活性も下がります・・・笑
強い雨だと仕掛けも飛ばない、アタリも取りづらいなど、釣りにも影響があります。雨が上がった直後や小雨など、安全の範囲で効率よく狙ってみましょう。

2、潮の流れの重要性を知ろう

大潮や中潮・・・釣り全般にこの情報は大きな指標になります。
一般的に、大潮が一番釣れるとは言われています。なぜならば干潮と満潮の時の水位の差が大きいため、その分海の中に流れが発生するからです。
潮の流れに合わせてプランクトンが沖に出たり、岸に寄って来たりするので、それを追って小魚も動きます。
当然、小魚を追うフィッシュイーターの魚も活性化しやすいといわれます。
反対に釣れないといわれているのは小潮や長潮などです。

ただし私の経験上、小潮や若潮は全く釣れないかというと、そんなこともありません。
小潮などでも干満の差がしっかりあって、小魚が一定時間動く余地があればヒラメが寄ることはあります。

潮が動く時間がどの時間で、どのくらいなのか?を見れるようにすると良いでしょう。

3、風の向きと釣り場の地形を把握しよう

風は強いと全く釣りになりません。

正直、釣りにおける一番気にすべき気象条件は風の強さや風向きだと思っています。
大前提、台風などの爆風や強風では船も出ないですし、危険も伴うので釣りはできません。

一方で風は海に流れを作るので、無風よりは風が吹いていた方が釣れるといわれます。
また、風向きも重要です。

向かい風では仕掛けやルアーも飛びづらいしアタリも取りづらいです。
追い風ならばルアーや仕掛けは飛ばしやすく、広範囲に魚を探れるでしょう。また、海近くに山や高い建物などがあればそれが風を遮る形となり、風の強さが予報よりも和らいだりしますので、強風でも風向きを把握して上手に対応しましょう。

因みに岸の釣りなら、風速5~6mを超えてくると釣りにならないと思っています。

また、船釣りでは風の要素は重要です。船は風に船体や帆を当てて、海上を流しながら広範囲に魚を探ります。
風が強ければ船の流れが速くなり、あまり竿を動かさないようなヒラメ釣りでも少しせわしなくなるかもしれません。
船がどちらからどちらに流れるかによって釣り座を選ぶ基準にもなりますので、どのような釣り方をしているかを調べておきましょう。

まとめ

確実に釣れる天気はありません。

釣りは、気象条件の組み合わせで釣れる釣れないは決まるものだと思っています。

しかし、これらの天気の見方を知って
魚が動きそうな時間帯はあるか?
人にとっても安全性が担保されているか?
という目線で、天気や潮周り情報の拾い方を知っておきましょう。

最後に、情報収集に役立つアプリをお知らせします。
釣りに役立つアプリ→Windy(風の強さ予報メイン) タイドグラフBI(潮汐表メイン)

どんな天気でも対応できる装備は必須。簡単に羽織れる雨具やタックルボックスなどは常に持っておきましょう。

【アウトドア&スポーツ ナチュラム】